人生暇つぶし

恩師である教授の口癖。人生暇つぶし。学問暇つぶし。

使い捨て

いかに生きるか、の問いに対する答えとして、正しく生きる=美しく生きる、という答えがありますが、美しいものに恋い焦がれるのはきっとそれゆえなのでしょう。
私はないもの探しが好きです。見つけて、それに恋い焦がれても、それが承認されて多くの人のものになると、必ず濁りが生じる。生じないものがあるとすれば、私はきっとそこから離れないけれど、そうではないから離れる。
腸に関心を持ったのも自分の経験則的に因果関係があったからだけれど、今はブームとして消費されている。消費されて残ったそれには、美しさが見出せない。自分の中に残したものをそのままの状態でアップデートしないで次に移る感覚。
おそらく、ビジネスに過剰な敵対心を持つのはそれゆえ。裏返せば、それを守るくらいに確固としたものを作り上げられない自分もまた一消費者であるということ。つまり、自分の向き合い方に難があるということ。

言葉が、ですます調から断言に変わるときは、自分に言い聞かせているのだろうと思う。私はやはり、自分の中で対話をしてしまうから、外にもう少し出さないといけない。けれども、美しさを揺るがされることに対して、恐怖を感じる。積み上げたものを壊されることとは少し違う。軸も結局は揺らぐことはない。それなのに、何を怖がっているのだろうか。