人生暇つぶし

恩師である教授の口癖。人生暇つぶし。学問暇つぶし。

運営は一種のオーガナイズであり

 怒涛の3連休でした。まさかの人生初企画運営に携わるという。全くノウハウも経験値のプールも何もないまま言われたことだけこなすのが精一杯でしたが、参加者の方々がそれぞれ楽しんでくださったことが何よりです。内容に価値があるとおっしゃっていただいて本当に身にあまる思いでした。この企画はアメリカの研修内容を模倣かつ短縮したものであり、コミュニティオーガナイズについて学ぶというものでした。日本ではおそらくない試みだそうで、現地に研修に行ってきた先生が全て進めてくださったので私は何もする必要はなかったのですが、運営がスムーズにいくかどうかひやひやしておりました。

 反省として、良かった点は、誰かの言葉が別の誰かの言葉を引き出していて、議論が活発であったこと。これは参加者の皆さんの熱意というか、社会変革への気持ちの表れが自然に言葉を紡いでいたのではと思います。また、人の批判をしないこと。雰囲気が悪くなっても誰かがフォローをすぐさま入れてくれて、そこからさらに建設的な議論につながったように思います。要改善な点は、言葉が正しく理解されているか、各々の中で、大切な部分がそのままに受け取ってもらえているかが不明瞭なところです。ロールプレイが多かったので、直前に習ったことをそのままなぞるだけなのですが、ロールプレイであるからこそ理解しているかどうかがわりと言動に出ているように思いました。それが良い悪いという意味では決してなくて、もう少し時間をかけて学ばないと難しいことだと考えているのです。私は数学の問題集において、基礎は直前の公式を当てはめるので解けるのですが、発展になると全く解けなくなるのです。つまり、公式を理解できていないのです。これには多くの演習があって、その公式の意味というものが腑におちて初めて使いこなせるのだと思いますが、それが今回の言葉ないし用語のまさしくだと考えております。こういったことが事前に想定されましたし、結果もそうでした。アメリカのものを日本に持ち込むことの難しさというのは多々あって、日本に適用したものに改変すべきかという話もあったのですが、今回はアメリカの研修をそのままなぞることが目的で見送りました。今後は先生が研修回数を重ねて次第にエッセンスとして昇華し、日本のものとしてできあがっていくのではないかと思います。楽しみです。

 運営に携わってみて、非常に多くのことを学ばせていただきました。準備や連絡の重要性、報告をオンタイムでしていくことで情報が生きること、場の雰囲気に気を配ること、運営としての存在を明示すること等々。参加者側としていろいろな企画に携わって感じていた事柄を自分なりに気にして取り組んだところ、参加者の方々に大きな支障もなく過ごしていただけたのではないかと思っております。全体を振り返ってみれば、楽しかったかな。もっと多くの人に喜んでもらいたい気持ちもほんのり芽生えたりもしつつ(去る身としては悲しいものがありますが)。

 運営ではあれど講義内容は追っていたので、それについて思うこととしては、人の力は強大であるということ。強大であるけれど、あるからこそ、慎重に扱わなければならない。それとしての聞くということ。また、その一方で非常に単純明快なもので、利害関係(関心)が一致すれば、手を取り合うことができること。感情であなたが必要ということと、関心であなたが必要ということは、言葉尻は似ていても、中身は異なる。それを理解しないでいると、拒絶されかねません。合理的とは非常に冷たいようで、むしろ温かいものなのだと思います。実は感情的のほうが冷たいのかもしれません。もっと考え続けないと理解は到底できそうにないのですが、ひとまず収穫は多くありました。それらを歪めないように、自分の考え方に徐々に適用してみようと思います。