人生暇つぶし

恩師である教授の口癖。人生暇つぶし。学問暇つぶし。

醸し出されてしまうもの醸し出したいもの

 ハローワークという場所に初めて足を踏み入れたのですが、あの排他的な雰囲気は元々のものなのでしょうか。私が見たところは、相談ブースと検索用のPCが仕切りつきで4台置いてあるという狭い場所ではありましたが、他のところでも同じような雰囲気であると聞いています。結局私は逃げるようにして帰りました。用事があるわけではなく実物を見たかっただけなので。はたして引きこもりをしていた人があそこに足を運べるかといったら、私は否だと思います。現に逃げましたから。就労経験があって必死感もあれば、感じることはあれどもそれ以上に必死に仕事を探すことはできると思います。しかし、就労経験もなく人間関係が希薄で苦手な人には非常にハードルが高いです。国や市はハローワークに来い、と言いますが、あれでは働くことに希望や楽しみを見出せない。これは就労希望者側の傲慢なのでしょうか。私にはそうは思えないのですが。行政が「やってあげている」から「汚くても我慢しろ」というように見えて仕方がないのです。たまたま見た1か所が悲惨なだけであることを願います。そうでないのなら中間支援の存在が非常に重要です。私が現在住んでいる場所では支援がさかんですが、地元では聞いたことがありません。活動が広く普及することを願います。

 さて、話は打って変わって、秋から冬に季節が移り変わりつつあります。私は過ごしやすさとしては晩夏から秋にかけてが好きなのですが、ファッションに関してはもっぱら冬が好きです。品の良い服が好きなのですが、秋から冬にかけてはその季節の色とされるものが明度の低いものがほとんどで、秋はまだ彩度は高いのですが、冬は彩度もどんと低くなる。その重厚感が品格を醸していて好きなのです。私はモノトーンもしくはベージュとネイビーの組み合わせくらいしか着ませんが、差し色としてボルドーやグリーンを好みます。グリーンは主観としてはあまり好まないのですが、顔色が明るくなるので血迷って着ることがあります。ボルドーは秋の定番色ですし鮮やかでもありますが、いわゆるレディの雰囲気を作るのに手っ取り早い色だと思います。私は虹彩や髪の色が一見真っ黒なのですが、光に当てるとかなり茶色がかっているので、色彩分析があまり当てになりません。なので、とにかく着てみて試行錯誤しながら好みを顔形に適用させることを考えてゆくと、制服が一番だな、という答えに辿り着きました。スーツなど決まった形を持つ制服というものは、誰にでも清潔感を与える一方でその個性を排除するものです。私は個性や華美よりも清潔感を求めており、なおかつ肩幅と腰幅が無駄に広いのでそれを無個性化するためには制服が適しています。なので早くスーツなりオフィスカジュアルなりでパターン化させたいです。制服の値段は概して高価である分、生地も良いものを使っています。ここがネックで、醸し出す品の良さと価格のバランスが気に入るものを見つけ出すのにいつも苦戦しています。はやくお金が欲しいです。お金を遣いたくないというか遣えるお金がないので、しばらく服を見ないように店に近寄らないようにしていたのですが、ドレスを探さないといけなくて、よりによって自分が一番好きな服の季節に店に足を踏み入れてしまいましたから、本当につらい。しかも好みの店を見つけてやはり値段もそれなりだったので怖い。服の数は全然いらなくて、それこそ上下で10種もあれば十分ないし多いなと思うのですが、だからこそ品の良いものが欲しいです。帽子や靴や小物も同様です。黒は生地によって安っぽさが一気に出るのですが、私は非常に薄い顔をしており、デザインによって実年齢±10歳くらい変動するので、それもまた難しいところです。柄物や色は安っぽく子供っぽくなるので避ける。チェック柄は誰が着ても鬼門だとは思います。似合っていると感じる人がいないので。

 ファッションは東京が最先端でもなくなってきたように感じます。地方でも街自体にアートへの意識があれば、そういったお店が集まって、そういった人も集まっています。さらにはネット通販の影響でしょうか。ネット通販に手を出してみたいですが、どうしてもサイズの問題があって渋り続けています。ドレスを探しているときに、一見するとよくある形なのですが着てみるととても品の良いものがあり、これが数mm単位のデザインの技術なのだろうと実感したのでした。同じ形なのに値段の高低間隔が広いのは、生地の問題はもちろん、そういった極々細部のデザインの影響を受けているのでしょうね。