人生暇つぶし

恩師である教授の口癖。人生暇つぶし。学問暇つぶし。

逆の立場

本について少し思ったことを書きます。

今まで何も考えずに読んでいました。ただ自分が読みたいものや目に付いた面白そうなものを手にとっていました。

 

今日、本の翻訳をしてみたらと暇つぶし案を一つ頂きました。

せっかくなので趣味がてらに個人用としてやり始めたのですが、その際に、「読んでほしい本」という言葉が印象に残りました。

ああ、本を読んでほしいから本を書くんだなあ、と思ったのです。

何を当たり前なことを、と思われるのかもしれません。

でも、私はこのことを意識したことはありませんでした。

私がただ読みたいから読んでいました。

本には作者がいます。

書くときには作者の何かしらの意図があると思うので、自分はそれを汲み取れているかが気になり始めました。

ただ読むだけでも十分に価値はありますが、意図を掴めばより頭に残せるような気がして。

ちょうど読んでいた本の序文を読んだところ、何となくそれらしい言葉が書いてありました。

私は今まで本を読んでいたのではなく、本を見ていたのかもしれません。

 

翻訳というある種作者の立場を意識することで、そんなことを考えたのでした。

そう思うと、国語の授業というものはその育みが狙いだったのかもしれません。

作者の意図は何か、という問いもたくさんあったので、おもっきしそうなのだと思いますが、今になってその意味が理解できたような気がします。

いろいろな視点を持つことはやはり大切なようです。