人生暇つぶし

恩師である教授の口癖。人生暇つぶし。学問暇つぶし。

生業

私は就活生です。就きたい職業がありません。

3月から就職活動を始め、面接を2箇所受けました。1箇所は「落ちたな」って感触としてはっきりわかりました。

その業種は向いてなかったんだ、じゃあ何しよう。人にものを売るのは嫌だけど組織に売るならいいかな、と考えながらふわふわしていました。

でもなんだかしっくりこない。

悩みつつ仕事を探していたところ、母から電話がありました。

「1次通過した!!!」

何の話だと思っていたら6月に受けたところの片方が通過していました。

完全に諦めていたというか発表されていたことも忘れていました。

別に内定が出たわけでもないのに嬉しいものですね。

というわけで全く準備していなかったプレゼンを考えないといけません。

 

自分についてのプレゼンって難しいですよね。

相手が何を知りたいかわからないから。

でもまあ自分がやりたいことを言えばいいか、それで落ちたら元から合わないんだろうし、と思ったところ、

「翻訳」

という言葉が浮かびました。

そういえば、私の小学生の頃の夢の一つが翻訳家だったのです。

元々本を読むのも文章を書くのも大好きなのですが、言葉の魅力をはっきりと自覚したのは小学4年生のときに買った洋楽のCDがきっかけでした。

元々言葉を聞き取るのが苦手なので、何を歌っているのかは全然わかりません。

でも、歌詞カードに載っていた短い英単語の隣にある日本語で綴られた物語に非常に興味を惹かれました。

歌詞カードは折り曲げたり汚れるのが嫌なのであまり触らないようにしているのですが、そのカードは白い折れ線が入るくらいに読み返したのを覚えています。

 

私は英単語の意味を覚えられません。

意味を聞かれても「日本語で説明できん」とよく言うよね、と母は今も笑います。

頭の回転が遅いので、意味を自分の中にしっかり落とし込まないと理解できません。

英語の授業では単語から連想するイメージを繋げて回答していたので、褒められることもあれば叱られて猛反発したこともあります。

反発したときは、その直訳は日本語として美しくない、とよく思っていました。

こういうことが英単語に限らずあります。

なので、よく質問をしていました。

理解をしている人は私がわかる言葉に置き換えて説明してくれますが、そうでない人ももちろんいます。

後々面倒だと思われるようになったので、自分で調べるようにしました。

それでも自分が納得のいく答えはなかなかなくて、よくわからないけどそれが正しいものなんだと自分に思い込ませるようにしていました。

しかし、いろいろな人の考え方を知るようになり、「自分の答え」があってもいいということに気づきました。

自分の考えはおかしいというラベルを剥がしてみたら、なんだか息苦しさがなくなったというか。

堂々としていたら自信もだんだんついてきて、言葉にもいい重みが生まれます。

それは自分なりの根拠を説明できるからだと思っています。

 

言葉には数字のように共通の物差しがありません。

なので、自分の経験から積み立てた理論を述べても、数字がないので意味がないと一蹴されたこともあります。

でも今や私が言ってたことが常識になりつつあるぞこのやろう、と地味にあのときの臨床医を根に持っています。嘘です。半分本当です。

言葉には共通の物差しはありませんが、想像の余地があります。

その想像こそが私は感性であるように思います。

私の感性はおそらく人より5年くらい先に向かっています。

その根拠は、自分が関心をもったことがだいたい5年後に流行るからです。

最先端で何かを生み出しているわけではなく、自分が気にいるものを見つけるのが人よりも上手いのだと思います。それ以上でもそれ以下でもありません。

だから、自分の言葉で物事の魅力を伝えられたらいいな、と思ったのです。

翻訳は何も言語間だけで行うという決まりがあるわけではありません。

私は、翻訳とはよくわからないものをわかりやすくすることだと考えています。

私が勉強を教えたことでテストの点が上がった勉強の大嫌いな同級生がいたのですが、その子はきっと本当は勉強が嫌いではないと感じました。

だって、解けたときにとても嬉しそうにしていたから。

「嫌い」というのは、本当は嫌いなのではなくてやり方がわからないだけなのではないでしょうか。

入口が見つけられないというか。

入口を見つけたら各々入ったり出たり自由にすると思うのです。

だから私は入口まで連れて行く手伝いがしたい。

出口はきっとバラバラだから入口に着いたら好きにすればいいと思っていて。

知らないで嫌い、はもったいないからそこだけお手伝い。

 

昨日のFC個人議事録への感想を頂いて、そんなことを思ったのでした。

まさしく「感じる想い」を伝えてくださり、ありがとうございました。